
世界各国で講演が行われているらしいです。
日本でも近々講演されるようで。明日からだったかな?
インパクトのある題のついた本は、たいてい読むと裏切られるので避けてきましたが、この本に限っては、少なくとも裏切られることは無かったと思います。
ただ、原書を読んだわけではないので(だって英語読めないから…………。)私が読んだのは、あくまでも日本語訳バージョン。翻訳者を通した時点で著者の意図と外れた印象を与えてしまうこともあると思うので。
とにかくこの内容を口に出して音読するなんて!
と、女性ならきっと誰でも思うだろうと思いますが、読み進めていくうちに、本当にタブーなのはどっちなのだろう、という気になってきました。
戦地でひどい扱いを受けた女性の話や、少女の話。
想像するだけでもぞっとするような出来事が淡々と語られていきます。
ただし、深刻な話ばかりではなく、ふっと、自分は女だったんだ。って自然に感じられる瞬間があって、うまく表現できないけれど、心が軽くなった気分でした。
「なんだよ、コレ?」って笑っちゃう人も居ると思います。
途中、大好きだった「アリーmyラブ」で、主役のアリー・マクビール役を演じていたC・フロックハートの名前が。こんなところでお目にかかれるとは。
表紙にハートが描かれている理由も、後半に明らかになります。
私には考えても見なかったことだけに、かなり衝撃的でした。
思いのほか薄い本だったので、あっという間に読んでしまって、読んだ後にいろいろ考えちゃってた方が時間かかってたかも。